RealSCADA

SCADA/IoTプラットフォーム

  • 「RealInfo SCADA/IoTプラットフォーム」は、時系列データベースを基盤として、さまざまな現場のセンサーやPLCからのデータを収集・蓄積・可視化・制御する一気通貫プラットフォームです。

データ主権保護

  • ローカルストレージ: 生データを工場内サーバーに完全保存(暗号化ストレージ)
  • 完全オフライン運用可能(災害時のBCP対策)
  • 重要データは国内サーバー保持(経済産業省「データ保護ガイドライン」準拠)
  • 通信費削減:生データは現地処理→クラウドへは分析結果のみ転送(転送量を1/100に圧縮)

データの生存保証

  • オフライン稼働機能:通信断絶時も工場内サーバーでデータ収集継続(例:地震時の30日間自律運転実績)
  • 多重バックアップ:遠隔地(クラウド)+ローカル(工場内)+エッジ端末の3層ストレージ

迅速な復旧支援

  • 災害モード自動切替:ネットワーク異常を検知すると即時ローカル保存に移行
  • 差分同期機能:通信回復後、断絶期間のデータのみ自動遠隔地(クラウド)追記

大量リアルタイムデータの高速蓄積と柔軟な再生を可能

  • ミリ秒単位での大量データ収集・再生により、事故発生時のプロセス完全トレースを実現
  • 実稼働データを時系列で可視化し、状況変化の逐次分析をサポート

すべてのデータを可視化可能

  • 豊富な可視化コンポーネントを提供し、マウス操作だけで簡単にデータ可視化を実現
  • データ特性に最適な可視化手法で、多角的な分析が可能

マルチプラットフォーム対応

  • Windows/macOS/IOS/Android/LinuxのマルチOS環境に対応
  • さらにオープンアーキテクチャにより、幅広いサーバーやディスク選択が可能

外部システムとの連携

  • 専用サーバーを設置することなく、APIを公開している任意システムとの連携が可能
  • 時系列DB⇄RDB間のデータフローを構築
  • 幅広いプロトコル対応、スマートモジュール機能により柔軟なクラウド連携が実現【対応プロトコル例】: Modbus/OPC UA/OPC DA/IEC104/REST/WebService/RabbitMQ/MQTT など

信頼性の高い冗長システム

  • デュアル/マルチホットスタンバイをサポート
  • IO冗長化、ホスト冗長化、通信冗長化に対応。各種故障を智能的に検出し、自動的に応答操作を実行

安全管理制度

  • ユーザーグループ管理をサポート。ユーザーは所属グループの全権限を継承
  • 独自のプライベート権限をカスタマイズ可能
  • ウィンドウ、レシピ、各種ポイント、各種操作に対して権限付与を管理

現場が求めるシステムをスピーディーに作成できる

  • ノーコード・ローコードツールのRealinfoは、スピーディーなアプリ開発が可能。現場の要望を聞きながら即座に反映させることで、対面でのアプリ開発や、運用しながらアプリを改善していくサイクルを確立できます。

バラバラな情報が一つにまとまる

  • Realinfoなら、散在する各地センターや、煩雑なPLCリアルタイムデータ、異なるメーカーデバイスなど、バラバラになりがちな情報が一つにまとまります。

幅広い業務に対応する柔軟性と拡張性

  • ノーコード・ローコードツールのRealinfoは幅広い業務に対応しており、コンポーネントやAPIを利用して、様々な外部サービスや基幹システムと連携できます。また豊富なプラグインも用意されているため、かんたんに機能拡張することができます。

圧倒的なコストパフォーマンス

  • ライセンスは買い切り方式であり、お客様は一度の支払いで当該バージョンの永続的な使用権を獲得するため、利用用途が増えても、利用時間増えても、利用料は変わらない、費用対効果は上がります。さらに、内蔵の時系列データベースによりクラウド依存が不要なため、実績データの保存にも一切のコストがかかりません。

データベースと画面開発ツールが一体化

  • ドラッグ&ドロップで、誰でも簡単にシステム開発!直感的に操作可能!図形やコンポーネントを選んで配置するだけ。IT知識がなくても、マウス操作で画面開発が可能です。

現場IoT機器のノンコーディング接続

  • センサー/PLC/IoTデバイスを、専門知識なしでプラットフォームに連携可能。マウス操作のみで設定完了、製造現場担当者や営業職でも即日運用開始できます。

オートメーションシステムにおけるSCADAの役割と価値


現代のオートメーションシステムは、単なる機器の制御ではなく、データに基づく経営判断までを見据えた、高度な階層構造として捉えることができます。

当社は、その階層構造の要となる「SCADA」層にこそ、真の価値創造の源泉があると信じています。

以下のピラミッドは、当社SCADAソリューションがオートメーションシステム全体の中で果たす核心的な役割と、お客様にもたらす進化的な価値を示しています。


SCADA


▶第1層:フィールドデバイス層


センサー、アクチュエーター、バルブなど、現場の状態を検知し、物理的に動作する機器の層です。これはオートメーションシステムの「五官」と「手足」であり、すべてのデータと制御の出発点です。

●当社SCADAとの連携:

当社SCADAは、多種多様な通信プロトコルに対応し、これらの現場デバイスから確実かつ効率的にデータを収集します。オープンなアーキテクチャにより、 お客様の既存設備への柔軟な接続を実現します。


▶第2層:制御層


PLC(プログラマブルロジックコントローラ)やDCS(分散制御システム)が、デバイス層からのデータに基づき、プログラム通りにロジック制御を行う層です。 24時間365日、安定した現場運転の「脳」に相当します。

●当社SCADAとの連携:

主要なPLC/DCSメーカーとの堅牢なドライバを保有し、制御層とシームレスに通信。設備のリアルタイム状態を可視化し、制御プログラムの柔軟な変更・管理を支援します。


▶第3層:監視制御層 - 【ここが当社製品の位置付け】


ここが、当社SCADAソリューションの核心領域です。制御層から収集したデータを、人が理解できる「情報」に変換し、 集中管理・監視・操作することを可能にする層です。オートメーションシステムの「司令塔」として機能します。

●当社SCADAとの連携:

➡集中可视化管理: 広域に分散した設備を一元的に監視。

➡リアルタイムデータ可視化: 直感的なグラフィカルインターフェースで状況を一目瞭然に。

➡高度な警報管理: 異常発生時には即座に検出・通知し、迅速な対応を支援。

➡データの歴史化: すべての操作とイベントを記録し、トレーサビリティを確保。


▶第4層:製造実行システム層


MES(Manufacturing Execution System)は、経営層の指示を現場に伝え、現場の生産実績を経営層に報告する「情報の架け橋」となる層です。 生産計画の管理、品質の追跡、資材のトレーサビリティなどを担当します。

●当社SCADAとの連携:

当社SCADAは、MESが必要とするリアルタイムの生産データ、設備稼働状況、品質データを確実に供給。SCADAとMESの強力な連携により、「見える化」を超えた「動かせる」生産管理の実現を支援します。


▶第5層:経営計画層


ERP(Enterprise Resource Planning)など、企業経営の全体的なリソース計画を司る最上層です。販売、在庫、財務、人事など、経営戦略に基づく全社的な意思決定を行います。

●当社SCADAとの連携:

当社SCADAで収集・蓄積された信頼性の高い現場データは、BIツールなどを通じて経営層にダッシュボード形式で可視化。生産性の分析、設備総合効率の算出など、 データドリブンな経営判断を強力にサポートします。


このように、当社のSCADAソリューションは、単なる「監視ソフトウェア」ではなく、

現場と経営をつなぐ「情報の基盤」

として、お客様のオートメーションシステム全体の価値を 最大化します。

ピラミッドの基盤から頂点まで、データの流れを最適化し、お客様の「見える化」と「収益向上」を強力に推進します。